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ウィーン(その1)。 [その他]

前回の「マッペル」、英語で言えば『My name is …』レベルの話のようで、なんとも恥ずかしいので消しちゃおうかな、とも思いましたが、ま、それもいいかと思い、そのままにします。
いかに大学時代に勉強していないか、ですね。3年の時は、気づいたら夏休みが11月まで続いていましたし。ちなみに、言い訳ですが第二外国語はドイツ語でした。

と、言い逃れが出来ないドイツ語圏のウィーン編に突入いたします。

パリからウィーンヘ移動する際、空港で手荷物を預けるときに、やっちまいました。
はい、重量オーバー。26キロでした。おいおい。何入れたんだよ…。
後ろにも人が並んでいましたから、そこで開けて荷物を出すのも面倒だったので、しょうがない、追加料金を払うことにしました。
で、「いくら?」と聞いても、担当の女性は「わかんねーよ」との返事。
どうやらコードシェア便で、チケットはオーストリア航空ですが、係員はエールフランスのようです。
なにやら書かれた書類を持って、空港の中をオーストリア航空の窓口を捜してさまよい、やっと見つけて支払いましたが、結局1万数千円ほどむしりとられました。
はぁ。厳しくなったとは聞いていましたが、やっちまいました。
皆さま、お気をつけくださいまし。(そんな失敗はしないか)

で、やっと憧れの地・ウィーンヘ到着。
思ったほど寒くもありません。雪もないし。
空港では頭にターバンを巻いた男性が「Solti様」と書いたプレートを持って待っていてくれました。
で、日本人のガイド(女性)と一緒に車でホテルへ。

泊まったのは、結構新しいヒルトン。
地下鉄や市電(リンク)の駅も近く、非常に便利。やっぱり、贅沢旅行は良いですねぇ。
で、16時頃ホテルに着き、ガイドからいろいろ説明を受けていたら、もう17時過ぎです。
いかん、急がないと。
今回の旅の(私にとっての)メインイベント、国立歌劇場のオペラが始まってしまいます。
慌てて着替え、タクシーでシュターツオパーへ。

シュターツオパー1.jpg

おぉ、夢に見たウィーン国立歌劇場…。

チケット売り場を捜し、予約番号を伝えたら、おぉ、ちゃんとチケットが入手出来ましたよ。
日本から歌劇場のWebにアクセスし、辞書を片手にまず名前・住所を書き込み、公演と席を選び、カード決済をして…とやったもので、かなり不安でした。
なんとかなるもんですな。

で、階段を昇って、いそいそと席へ。
ルーブルと同じく、みんな写真を撮っていたので、こっそり撮影。

シュターツオパー2.jpg

うーん、なんかイメージとは違う前衛的?な緞帳。まさか、イチジクの葉っぱをここで見るとは。

出し物はトリスタンとイゾルデ、指揮はサイモン・ラトル。
ラトルは人気あるんですねぇ、すごい拍手で迎えられていました。

オペラの方は、これも前衛的な演出で、登場人物はピーコート着ているし、モノトーンの無機質なボードに波の映像が映し出されているし、ステージの中央では甲冑が燃やされ、炎があがっています。
うーん、そんな話だったか?トリスタン…。
カーテンコールの時に、演出が気に入らない客がブーイングしたりしていましたが、歌も演奏もそれは見事で、一瞬たりとも睡魔に襲われることもなく、感動のうちに終演となりました。
(私はオペラグラス借りて、トロンボーンばかり観ていましたけどね。)

途中、休憩時間にはラウンジへ行って、コーヒーと軽いオードブルみたいなのをつまんだりもしましたが、あそこはウィーンの地元の人たちの社交場となっていて、なんとなくよそ者は居づらい雰囲気でしたが、どうなんだろうなぁ。

歌劇場を出たのは23時近く、もうレストランも閉まっています。
しょうがないので、スタンドでホットドッグを買い、タクシーでホテルへ。
考えてみたら、今回の旅では、タクシーを使ったのはこの往復だけでしたね。
パリもウィーンも、交通機関は便利でした。

こうして、ウィーンの1日目は終了。
2泊3日ですが、最終日は昼過ぎに出発なので、明日が大切な一日となります。
あれこれ考えつつ、幸せな初日は幕を降ろしたのでありましたとさ。
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Lionbass

演出の良し悪しはたまに見るくらいではなかなか分かりませんね。
20年くらい前にかなり上の席で「魔笛」見たのは覚えてるんですが、指揮者が誰だったか全然記憶にありません。
by Lionbass (2010-09-02 07:43) 

solti

> Lionbass さま
そうなんですよ、演出はよくわかりません。とにかく、あの雰囲気を楽しめたので、満足しています。しかし、毎回、あれだけ満席になるっていうのも、すごいことですよね。
by solti (2010-09-05 15:26) 

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