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東京タワー(その2) [映画]

金曜日の夜、遅くまで騒いでしまい、タクシー帰り。
いやはや、予想外の展開でした。>あまさん、師匠、いのじさん。

で、その翌日の土曜日、映画を観て来ました。
気になっていた「東京タワー」。

テレビのスペシャル版と連続モノのドラマ、そして映画と3回目の映像化作品です。
で、その映画の感想は…。
いやー、良かった。妙に原作にとらわれて窮屈になることもなく、見事な展開。
監督の松岡錠司さん、さすがです。
この人の映画は「バタアシ金魚」「私たちが好きだったこと」などいくつか観ていますが、
好きなんですよねぇ。画面に、独特の透明感があります。
あの独特の小説の世界を、素敵な雰囲気で描いてくれました。
小説のパワーが強いですからね。脚本の松尾スズキさんも苦労したんだろうなぁ。

あの物語から感じるのは、故郷との距離です。
私のように、故郷を離れ東京で暮らしていると、それは身に染みて感じます。歳とともに。
あの主人公は、母親を東京へ連れて来たことで、故郷も失ったんです。
いや、正確には、故郷が母親で、それが東京へやってきた、と言うべきか…。
故郷は場所ではないんだ、親のいる所なんだということをしみじみと感じさせてくれる
お話です。
リリー・フランキーは、卑怯なくらい巧く、さりげなく、その気持ちを描きます。
親のことが大事とか、そういう感覚とはちょっと違う、親への気持ちですね。
なんだろうなぁ。

故郷は、不思議なところです。


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