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街の灯。 [映画]

今日はなんかむしょうに「すき焼き」が食べたくなり、夕食は「独りすき焼き」やっちゃいました。
はい、独りですが、何か?肉の取り合いもなく、気兼ねもなく、落ち着いて食べられます。
独り鍋も、慣れれば、まぁ、それなりに…。

で、今日は池袋へ行った際に、HMVへ行ってCDやらDVDやらを物色。
まず買ったのは、「ニューシネマパラダイス」限定版。
2枚組で、最初に上映された短い版と、オリジナルのロングバージョンのセット。
いえね、短い方はレーザーディスクとビデオ、オリジナルはDVDと中途半端に持っていたので、
えいやっと買っちゃいました。これがあれば、一生モノですから。

そんで、もう一枚買ったDVDは、ふと目に付いた「街の灯」。チャップリンの名作ですね。
ちらっと断片的に観たことはあったんですが、ちゃんと通して観たことはなかったので、目についた
のも何かの縁、買っちゃいました。

皆さんご存知でしょうが、簡単にストーリーを書きますと、チャップリン扮する浮浪者が街で花を売る
盲目の女性を知り、その女性を助けるためにお金を作ろうと奮闘します。
で、いろいろあってお金持ちからお金をもらい、それを女性に「目の治療費に」と渡します。
しかし、それを盗んだと勘違いされ、チャップリンは牢屋へ入れられてしまいます。
で、舞台はそのしばらく後に替わります。目が見えなかった女性は、今ではすっかり目が見える
ようになり、街で花屋をやっています。そこへ、牢屋を出て、以前にも増してボロボロの身なりに
なったチャップリンが現れます。何故か自分を見つめるこの浮浪者に、女性は花を一輪、あげよう
とします。その時、その手に触れた彼女は、それがあの自分を助けてくれた男性だと気づきます。
そんな彼女に、チャップリンはこう語りかけます。「目が見えるようになったんですね…」

ここで、映画は終わります。

はっきり言って、泣きます。うん。さすが、チャップリン。
なんで、今までちゃんと観ていなかったんだろう。
人間のやさしさ、残酷さ、信頼、裏切り、善意、悪意…。
そんなものが、彼なりの視点で描かれています。
でも、メッセージ性でいえば、「独裁者」や「モダンタイムス」の方が強いでしょうね。
この「街の灯」は、あえて淡々と描いているように思います。
いろんなものをそぎ落とし、そこから見えてくるものを探しているように感じました。
だからこそ、もう一度観ると、きっとまた違う印象を持つんだろうなぁ。

先日、NHKでチャップリンのドキュメンタリーを放送していましたが、あの自身の信念を曲げない
生き方、格好良いですね。
チャップリンのDVD、集めてみようかなぁ。


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コメント 1

umi

独り鍋、私もたまにやりますが、すき焼きはまだやったことないです。
なんか忙しそうじゃないですか。
あ、肉は食べ過ぎちゃいけないっ、でもこっちでネギが茶色くなってるからネギも食べなくちゃっ
とか(笑)
by umi (2007-02-18 13:15) 

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