愚直。

秋も深まって参りました。
フィラデルフィア美術館展を観に行った上野公園も、こんな感じでした。

で、はい、あっさりと風邪ひきました。
のどが痛いなぁ、と思っていたところに、テレビを観ながらうたた寝、起きたら3時。
もう、一発で悲しい独身男の風邪っぴきの完成。

で、寝込む直前に行ったのはこちら。
川越街道を池袋から川越方向へ向かって、環七のちょっと手前、板橋区大谷口北町にある
トンコツラーメン「愚直」。

いやー、ラーメン本で事前に情報は仕入れていましたが、とにかく濃厚。
一瞬、天下一品か？と思うほどです。
トロっとした口当たりのスープは、脂っぽくはないですが、コッテリ、ズッシリ。
うーむ。長浜系でも久留米系でもありません。独特のスープです。
豚頭骨を使っているらしいです。なるほど。こういうスープになるのですか…。

麺はちょっと太めで硬め。桂花ほどではないですが、あんな方向性ですね。
濃厚なスープですから、麺もあまり細いものよりは、こういうものの方が合うかもしれません。
そして、なんといっても美味かったのは、チャーシュー。
なかなか麺をゆでないな、スープもドンブリに注がないな、と思いながら作っているところを
眺めていましたが、チャーシューを炙っていたのですね。
それが出来あがって、初めてラーメン本体の作成にとりかかっていました。
これが香ばしくて美味しいのよ。私が最も好きな「いちげん」のような感じではないですが、
これはこれで、なかなかのもんです。驚きました。

全体としては、ちょっと濃厚過ぎて私のストライクゾーンど真ん中のラーメンではないですが、
これは好きな人はたまらないラーメンでしょうね。
若い店主は、「弁慶」で修行をした方のようです。
ただ、お一人でお店をやっているので、「一日50杯」との貼り紙がありました。
一応、23時までの営業時間のようですが、私が行ったのは22時30分頃で、その後2人で
終了してました。
ちょっと、余裕を持って行った方がいいでしょう。

それにしても、かなり後まで口の中がズッシリと重かったです…。