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異人たちとの夏 [映画]

夏、ですなぁ。
うちの職場もクールビズっているのですが、ネクタイはずした姿が似合わないと言われてしまい
ました…。なんでだろ?

ということで?、夏らしい映画の話など。

「異人たちとの夏」。
1988年の映画ですね。
ストーリーは、こんな感じ。
妻とも別れ、孤独な毎日を送っていた主人公(風間杜夫:脚本家という設定)が、ふと訪れた
小さい頃住んでいた路地で、幼い頃に自分を残して亡くなった両親(現在の自分とほぼ同年輩
の姿:片岡鶴太郎と秋吉久美子)と再会します。ま、平たく言うと、幽霊ですな。
で、ひと夏、彼らの元へ通い、一緒に過ごします。そんな折、彼はとある女性と知り合うのですが、
そうこうするうちに、まぁいろんなことが起こって…というお話。
しかし、なかなか巧いタイトルですよね。「異人たちとの夏」って。

で、最後のシーンは、すき焼き屋の座敷で3人で食べているところで、両親がすーっと消えて
いくのですよ。「お前のことが、ずっと心配だった。でも、もう大丈夫だな」ってな感じで、ね。
この鶴太郎が良いのよ。何度観ても、ほんとに泣いてしまいます。
この映画をきっかけにコメディの世界からは離れていったようですが、本当に巧い役者ですね。

で、この映画、信じられないようなコンビで作られています。
監督:大林宣彦、原作:山田太一、脚本:市川森一。
もう、なんと言っていいかわかりませんね。
どうやったら、こんなスゴイ人たちが集まるのでしょうか…。
「沖食堂」にラーメン食べに行ったら、そこでパリトロンボーン四重奏団が演奏していて、そのうえ
ラーメンを運んできてくれたのは竹内結子だった、というくらい、うれしい組み合わせです。
この3人の偉人たちに共通しているのは「人間が好き」ってことだろうと思います。
憎めない人たちが、たくさん登場しますからね。

ビデオで持っているし、久しぶりに観て、泣いてみますかね。


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makotb321cf

いいですね。
個人的には”とある女性(名取裕子)”のエピソードは余計かなと思います。
母(秋吉久美子)が父(片岡鶴太郎)のことを愚痴り、「食うに困らせたことはねえ」と父が反論するあたり、最後のすき焼屋で母が息子に「自慢に思っているよ」というシーンが印象に残っています。
私もビデオかDVDを手に入れようかなあ。
by makotb321cf (2006-07-07 21:07) 

solti

おー。この映画、ご覧になっていましたか。そうなんですよ、科白のひとつひとつが、とても心に染みてくるんですよ。
私も持っているのはテレビを録画したものなので、DVD、買っちゃおうかなぁ。
by solti (2006-07-08 00:17) 

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